2026年8月11日火曜日

# 【一人で始めたアイデアを、誰かと一緒に製品へ】

TVサウンドシェアは、
暮らしの中で感じた小さな
疑問から始まりました。

「テレビの音量を、家族みんなが同じにする必要があるのだろうか。」

聞こえにくい人は、自分に合った音量で聞く。

家族は、テレビのスピーカーからいつもの音量で聞く。

それが同時にできれば、どちらかが我慢しなくてもいいのではないか。

その考えから、自分で部品を集めて試作品を作りました。

そして実際にテレビにつなぎ、スピーカーとイヤホンから同時に音を
出すことも試しました。


ここまでは、自分で進めることができました。

しかし、その先に進もうとすると、今までとは違う問題が見えてきます。

試作品と製品は違います。

市販の部品を組み合わせて動くことを確認するだけなら、自分でもできます。

しかし、多くの方に使っていただく製品にするためには、
専用の基板を作る必要があります。


ケースも必要です。

音質や操作性、安全性なども考えなければなりません。

さらに、どのように製造するのか。

どのくらいの費用がかかるのか。

実際に販売するとしたら、どんな準備が必要なのか。


ここから先は、一人の力だけでは難しい世界です。

だから現在、私はTVサウンドシェアの考えに興味を持ってくださり、製品化を
一緒に考えてくださる企業や専門家との出会いを探しています。


これまでにも、いろいろなところへ資料を送りました。

難聴や高齢者に関係する団体にも、この取り組みを
知っていただけるよう連絡しています。


すぐに答えが見つかるわけではありません。

連絡しても、返事がないこともあります。

思うように進まないこともあります。

それでも、何もしなければ出会いは生まれません。


一通のメール。

一つの問い合わせ。

一人の方が読んでくださること。

そのどれかが、いつか次の一歩につながるかもしれません。


私は長年、商業デザインの仕事をしてきました。

デザインの仕事も、一人だけで完成するものではありませんでした。

依頼する人がいて、文章を作る人がいて、写真を撮る人がいて、
印刷する人がいる。


それぞれの専門分野の人が力を合わせて、一つのものが完成します。

TVサウンドシェアも同じなのだと思います。

私は、この製品のきっかけとなるアイデアを考えました。

試作品を作り、実際に可能性も確かめました。

そして、どんな人に使ってほしいのかも考えています。

次に必要なのは、私にはできない部分を補ってくださる方の力です。


80代から始めた製品づくりです。

時間も資金も無限にあるわけではありません。

だからこそ、できることを一つずつ進めています。

今日送った一通のメールが、すぐに何かにつながらなくてもいい。

今日この文章を読んでくださった一人の方が、

「こんなものを作ろうとしている人がいるんだ。」

と覚えてくださるだけでも、一歩だと思っています。


一人で生まれた小さなアイデアを、いろいろな人の力を借りながら、
本当に使える製品へ。


TVサウンドシェアは、今、その大切な段階に来ています。






2026年8月10日月曜日

# 【「できるだろうか」から始まった、TVサウンドシェアの試作】

アイデアを思いついたとき、
「これは便利かもしれない。」
と思うことがあります。


しかし、頭の中で考えているだけでは、本当にできるかどうかは分かりません。

TVサウンドシェアも同じでした。

私が考えたのは、

「テレビのスピーカーとイヤホンから同時に音を出し、それぞれの音量を
調節できないだろうか。」

ということでした。


言葉にすると、とても単純です。

しかし、本当にうまくいくのか。

音はきちんと聞こえるのか。

実際に試してみなければ分かりません。


そこで私は、市販されている部品を使って試作品を作ることにしました。

音声を分けるための部品。

スピーカー。

イヤホン。

音量を調節するための部品。

必要になりそうなものを一つずつ組み合わせていきました。


もちろん、最初からきれいな製品の形になっていたわけではありません。

部品とコードをつないだ、まさに「試すための装置」です。

でも、私にとって大切だったのは見た目ではありませんでした。


まず確かめたかったのは、

「考えた方法で、本当に音が出るのか。」

ということです。

テレビにつないで試してみました。

テレビ側の音。

スピーカー側の音。

イヤホン側の音。

一つずつ確認していきます。

そして、スピーカーとイヤホンの両方から同時に音を聞くことができました。

さらに、それぞれで音量を変えることもできました。


そのとき、

「これなら可能性がある。」

と思いました。

もちろん、試作品が動いたからといって、そのまま製品になるわけではありません。


市販の部品を組み合わせた試作品と、多くの方に安心して使っていただける
製品との間には、大きな違いがあります。


音質はどうするのか。

操作をもっと簡単にできないか。

コードや端子はどう配置するのか。

ケースはどのくらいの大きさにするのか。

安全性はどうするのか。

製造するには、どんな基板が必要なのか。

次々と考えなければならないことが出てきます。

でも私は、この試作には大きな意味があったと思っています。


なぜなら、

「こんなものがあったらいいな。」

という想像から、

「実際に動くもの」

へ、一歩進むことができたからです。


私は長年、商業デザインの仕事をしてきました。

仕事でも、最初から完成品を作るわけではありません。

ラフを作り、確認し、直し、また確認する。

その繰り返しで完成へ近づけていきます。


今考えると、TVサウンドシェアの試作も、それとよく似ています。

まず形にしてみる。

使ってみる。

問題を見つける。

そして直していく。


80代になって始めた新しいものづくりですが、長年の仕事で
身につけた考え方が、こんなところでも役に立っています。


まだ完成ではありません。

むしろ、ここからが本当の製品づくりだと思っています。

それでも、最初の試作品から音が聞こえたときの気持ちは、今も忘れていません。

小さなアイデアでも、実際に手を動かしてみれば、次の一歩が見えてくる。


TVサウンドシェアを、本当に必要としてくださる方のところへ
届けられる製品にするために、これからも試行錯誤を続けていきます。







2026年8月9日日曜日

# 【テレビの音量は、家族全員が同じでなくてもいい】

同じ部屋で、同じテレビを見ている。

だから、同じ音量を聞く。

これまで私は、それが当たり前だと思っていました。

しかし、よく考えてみると、人の聞こえ方は一人ひとり違います。

特に年齢を重ねると、その違いは少しずつ大きくなっていきます。

ある人にはちょうどいい音量でも、別の人には小さくて聞き取りにくい。

逆に、聞こえにくい人に合わせて音量を上げると、ほかの家族には大きすぎる。

これは、どちらかが悪いという問題ではありません。

聞こえ方が違うのですから、本当は音量もそれぞれ違っていていいはずです。


そう考えたことが、「TVサウンドシェア」の発想につながりました。

家族はテレビのスピーカーから普通の音量で聞く。

聞こえにくい方は、イヤホンから自分に必要な音量で聞く。

そして、それぞれの音量を別々に調節できるようにする。


「一つのテレビだから、音量も一つ。」

その当たり前を少し変えてみようと思ったのです。

私は長年、商業デザインの仕事をしてきました。

デザインの仕事では、何かを作る前に、


「本当にこれでいいのだろうか。」

と考えることがよくあります。

昔からそうしているから。

みんながそうしているから。

それだけで決めてしまわず、一度違う方向から考えてみる。

すると、意外なところに解決のヒントが見つかることがあります。

TVサウンドシェアも、まさにそうでした。


「テレビの音量は一つ」という考えから離れてみたら、

「それなら、人ごとに音量を分ければいいのではないか。」

という考えにたどり着きました。


考えるだけなら簡単です。

しかし、それを実際に使えるものにするには、試してみなければ分かりません。

そこで市販の部品を組み合わせ、試作品を作りました。

テレビにつなぎ、スピーカーとイヤホンの両方から音を出してみる。

さらに、それぞれの音量を調節してみる。

一つずつ確かめながら、少しずつ今の形に近づいてきました。

まだ完成した製品ではありません。


ここから本当の製品にするためには、専門的な技術や製造の力も必要になります。

だからこそ現在、CAMPFIREでこの取り組みを多くの方に
知っていただきながら、製品化への道を探しています。


私は80代です。

若い頃なら、もっと早くできたこともあるかもしれません。

それでも今だからこそ気づける「暮らしの中の困りごと」もあると思っています。

年齢を理由にあきらめるのではなく、気づいたことを形にしてみる。

TVサウンドシェアは、そんな私自身の挑戦でもあります。


「家族全員が同じ音量に合わせる」のではなく、

「音量を一人ひとりに合わせる」。

そんなテレビの楽しみ方が、ごく普通になる日が
来たら嬉しいと思っています。








2026年8月8日土曜日

# 【家族で見るテレビだから、誰かが我慢しなくてもいいように】

テレビは、一人で見ることもありますが、
家族と一緒に楽しむ時間もあります。


ニュースを見たり、ドラマを見たり、スポーツを見たり。


同じ番組を見ながら笑ったり、感想を言い合ったりする時間は、
何気ないことですが、大切な家族の時間でもあります。


ところが、年齢を重ねて耳が聞こえにくくなってくると、
テレビの音量が家族の中で問題になることがあります。


本人にとっては、

「もう少し大きくしないと聞こえない。」

しかし家族にとっては、

「これ以上大きくすると、うるさく感じる。」

どちらが悪いわけでもありません。

聞こえ方が違うだけなのです。


それでも毎日のことになると、お互いに少しずつ我慢するようになります。


私は、この「少しの我慢」を何とかできないだろうかと考えました。

そこで思いついたのが、テレビのスピーカーからは家族にちょうどいい音量を
出しながら、聞こえにくい人はイヤホンで自分に合った音量を聞く方法です。

そして、それぞれの音量を別々に調節できるようにする。

この考えから「TVサウンドシェア」の試作を始めました。

実際に部品をつなぎ、テレビにつないで試してみる。

思ったように音が出なければ、つなぎ方を変える。

音量が足りなければ、また方法を考える。


そんなことを何度も繰り返してきました。

私は専門の音響技術者ではありません。

長年続けてきたのは商業デザインの仕事です。

だからこそ私は、難しい技術から考えるのではなく、

「実際に使う人にとって、どうだったら便利なのか。」

というところから考えています。


ボタンがたくさんある必要はありません。

難しい設定も、できるだけ必要ないほうがいい。

テレビにつないで、自分の音量を調節する。

できるだけ分かりやすく、使いやすい製品にしたいと思っています。

現在は、試作品から本当の製品へ進めるための道を探しています。


まだ乗り越えなければならないことはたくさんあります。

それでも、この製品が形になれば、テレビの音量で困っている
ご家庭の役に立つかもしれません。


「家族と一緒にテレビを見る。」


そんな当たり前の時間を、少し快適にできる製品を目指して、
これからも一歩ずつ進めていきます。






2026年8月7日金曜日

# 【終わりではなく、新しいスタート】

この7日間、
ブログや
X
note
読んでくださり、
本当にありがとう
ございました。

今回は、TVサウンドシェアを中心に、私がこの製品に
込めている思いや、ものづくりへの考え方についてお伝えしてきました。


記事を書きながら、改めて感じたことがあります。


それは、「ものづくりには終わりがない」ということです。


一つの課題を解決すると、次の課題が見えてきます。


試作品を作れば、新しい改善点が見つかります。


そして、その積み重ねが少しずつ製品を育てていきます。


TVサウンドシェアも、まだその途中にあります。


完成までには、これからも多くの工夫や改良が必要でしょう。


しかし、それは決して遠回りではありません。


より良い製品を目指すために必要な時間だと考えています。


私は長年、商業デザインの仕事に携わってきました。


その中で学んだのは、「完成した」と思った瞬間から、
次の改善が始まるということです。


使う人の声に耳を傾け、より分かりやすく、より使いやすくしていく。


その繰り返しが、本当に役立つものづくりにつながります。


80代になった今も、その考え方は変わりません。


年齢を重ねたからこそ、焦らず、一歩ずつ前へ進むことの大切さを実感しています。


これからは、TVサウンドシェアの製品化だけでなく、新しいアイデアや
日々の工夫についても発信していきたいと思っています。


読んでくださる皆様と一緒に、この挑戦を育てていけたら嬉しく思います。


これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


そして、もしこのブログを読んで、「自分も何か始めてみよう」と
思っていただけたなら、それ以上に嬉しいことはありません。


小さな一歩は、やがて大きな歩みになります。


私も、その一歩をこれからも積み重ねていきます。






毎日何かを続けていると、最初には見えなかったことが少しずつ見えてきます。

私の場合、 その一つがKindleの クイズ本づくりです。 問題を考え、並べ方を工夫し、一冊の本としてまとめる。 完成してしまえば一冊の本ですが、そこにたどり着くまでには、 小さな作業がたくさんあります。 それでも、一冊完成すると「次はこんなものを作ってみよう」という気持ちが出て...