2026年8月8日土曜日

# 【家族で見るテレビだから、誰かが我慢しなくてもいいように】

テレビは、一人で見ることもありますが、
家族と一緒に楽しむ時間もあります。


ニュースを見たり、ドラマを見たり、スポーツを見たり。


同じ番組を見ながら笑ったり、感想を言い合ったりする時間は、
何気ないことですが、大切な家族の時間でもあります。


ところが、年齢を重ねて耳が聞こえにくくなってくると、
テレビの音量が家族の中で問題になることがあります。


本人にとっては、

「もう少し大きくしないと聞こえない。」

しかし家族にとっては、

「これ以上大きくすると、うるさく感じる。」

どちらが悪いわけでもありません。

聞こえ方が違うだけなのです。


それでも毎日のことになると、お互いに少しずつ我慢するようになります。


私は、この「少しの我慢」を何とかできないだろうかと考えました。

そこで思いついたのが、テレビのスピーカーからは家族にちょうどいい音量を
出しながら、聞こえにくい人はイヤホンで自分に合った音量を聞く方法です。

そして、それぞれの音量を別々に調節できるようにする。

この考えから「TVサウンドシェア」の試作を始めました。

実際に部品をつなぎ、テレビにつないで試してみる。

思ったように音が出なければ、つなぎ方を変える。

音量が足りなければ、また方法を考える。


そんなことを何度も繰り返してきました。

私は専門の音響技術者ではありません。

長年続けてきたのは商業デザインの仕事です。

だからこそ私は、難しい技術から考えるのではなく、

「実際に使う人にとって、どうだったら便利なのか。」

というところから考えています。


ボタンがたくさんある必要はありません。

難しい設定も、できるだけ必要ないほうがいい。

テレビにつないで、自分の音量を調節する。

できるだけ分かりやすく、使いやすい製品にしたいと思っています。

現在は、試作品から本当の製品へ進めるための道を探しています。


まだ乗り越えなければならないことはたくさんあります。

それでも、この製品が形になれば、テレビの音量で困っている
ご家庭の役に立つかもしれません。


「家族と一緒にテレビを見る。」


そんな当たり前の時間を、少し快適にできる製品を目指して、
これからも一歩ずつ進めていきます。






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