TVサウンドシェアは、
私一人の小さな
疑問から始まりました。
「家族の中でテレビの聞こえ方が違うなら、
音量も別々にできないだろうか。」
そう考え、市販の部品を集めて試作品を作りました。
自分で部品を探し、 つないで、 テレビから音を出してみる。
スピーカーとイヤホンから同時に音が聞こえたときは、
「考えていたことは、形にできるかもしれない。」
と思いました。
しかし、試作品を作れたことと、 製品を作れることは別です。
ここから先には、 私一人では越えられない部分があります。
たとえば、専用の基板です。
今の試作品は、 市販の部品を組み合わせて動かしています。
本当の製品にするなら、
必要な機能を一枚の基板にまとめることも考えなければなりません。
どんな回路にするのか。
どんな部品を使うのか。
音質をどう保つのか。
安全に使い続けられるのか。
こうしたことには、 電子回路の専門的な知識が必要です。
ケースについても同じです。
中の部品が入れば何でもいいわけではありません。
テレビの近くに置いて邪魔にならない大きさ。
イヤホンやコードをつなぎやすい位置。
音量を調節しやすいつまみ。
毎日触っても壊れにくい形。
製造しやすさや費用も考える必要があります。
そして、試作品を一台作ることと、
同じ品質のものを何台も作ることも違います。
私は、ここまで来て、
ものづくりは一人だけで完成させるものではないのだと、
あらためて感じています。
アイデアを考える人。
回路を設計する人。
基板を作る人。
ケースを設計する人。
製造する人。
安全性や品質を確かめる人。
販売や届け方を考える人。
一つの製品の後ろには、 たくさんの知識と技術があります。
だから今の私に必要なのは、
「全部自分でやること」
ではありません。
TVサウンドシェアの考え方を理解して、
「一緒に製品にしてみよう。」
と思ってくださる方や企業と出会うことです。
そのために、 製品化について企業へ相談したり、
関係する団体へ資料を送ったり、 CAMPFIREで挑戦したりしています。
X、ブログ、noteで発信を続けているのも、
その出会いにつながる可能性があるからです。
一回の投稿ですぐに何かが変わるとは思っていません。
一通のメールですぐに製品化が決まるとも思っていません。
それでも、 何もしなければ出会いは生まれません。
今日一人に知っていただく。
明日また一人に知っていただく。
その中に、 いつか必要な技術を持つ方との出会いがあるかもしれません。
80代の私が、 電子機器のすべてを今から専門的に学ぶことは難しいでしょう。
でも、自分にできないことを知ることも、
前へ進むためには大切だと思っています。
できない部分は、できる方の力を借りる。
その代わり私は、
「なぜこの製品が必要なのか。」
「どんなふうに使ってほしいのか。」
という原点をしっかり伝える。
そうやって、それぞれの力を合わせれば、
一人では作れないものも形にできるかもしれません。
TVサウンドシェアは、 一人で始めたアイデアです。
でも、製品になるときは、 きっと一人の力ではありません。
今は、その仲間を探している途中です
小さな試作品から、 誰かと一緒に本当の製品へ。
その出会いを信じて、 これからも動き続けます。
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