年齢を重ねると、
少しずつテレビの音が
聞き取りにくくなることがあります。
すると、自然とテレビの音量を大きくします。
しかし、その音は家族にとっては大きすぎることもあります。
「音を下げてほしい。」
「もう少し上げてほしい。」
そんなやり取りが毎日のように続いているご家庭も少なくないでしょう。
私は以前から、この問題を何とかできないだろうかと考えていました。
テレビは家族みんなで楽しむものです。
それなのに、音量の違いによって、お互いが我慢しなければならない。
その状況を少しでも改善したい。
そんな思いから生まれたのが、「TVサウンドシェア」です。
この装置は、テレビのスピーカーとイヤホンから同時に音を出し、
それぞれが自分に合った音量で聞けることを目指しています。
家族はいつもの音量で。
聞こえにくい方は、自分に合った音量で。
同じ番組を、同じ時間に、一緒に楽しめる。
それは決して特別なことではありません。
本来なら、ごく自然にできることであってほしいと思っています。
私は80代になりました。
新しい製品づくりは決して簡単ではありません。
試作品を作り、何度も試し、改良を重ねています。
思うように進まない日もあります。
それでも、「この製品を待っている人がいるかもしれない。」
そう思うと、もう一歩前へ進もうという気持ちになります。
長年、商業デザインの仕事を続けてきた経験の中で学んだことがあります。
それは、「使う人の立場で考える」ということです。
見た目だけではなく、使いやすさや分かりやすさを考える。
その考え方は、今も変わっていません。
TVサウンドシェアも、「誰かの困りごとを少しでも減らしたい」と
いう思いから生まれました。
まだ製品化への道の途中ですが、一歩ずつ形にしていきたいと思っています。
これからも、このブログで開発の様子や考えたことをお伝えしていきます。
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